本当の親ってなんだろう
今日、
「お前、小説書かんのか。意欲が見えんわ」
って言われた。
は?って思った。
つい先日、そろそろ出せそうな小説コンクール探してたとこだし、小説も途中まで書いてんだよね。
父にとっての私って何だろうって、結構考えてた時期があって。
空手やってた時は、優勝しても私にちょっと褒めて、師範がたくさんいるとこでは
「俺が指導したんです」とか言ってた。
私の努力じゃないの??って思った。
家で顔を合わせれば、空手の話。私が学校の話をしてもすぐに逸らしてくる。
空手を辞めたら、会話が無くなる。
なんで私の話は聞いてくれないのに、私は父の話を聞いているんだろうと思った。
空手を辞めた瞬間に、娘じゃないみたいになった。
え?と思って。
それで、散々「お前の文章は」と馬鹿にしていた。
私が誰にも言わず秘密で執筆した小説をコンクールに応募したら、グランプリを受賞して、そしたら父は鼻の下を伸ばして言った。
「さすがじゃあ」って。
それで、私が小説を書かなくなるとケロッと態度を変えてくる。
お父さんは、私を物としかみてないんでしょ。
もう分かったわ。そういうことでしょ。
だから、私はお父さんをお父さんと思ってない。
好きでも嫌いでもない。
これを読んだ人は「え?そのぐらいで?」と思うかもしれないけど。
目的としてじゃなくて、手段として扱われたときはものすごく苦しいんだよ。
お父さんは私自身を必要としてるんじゃなくて、
自分を満たすために私を使っていた。
そう思う。
これは、私を手段として扱っていたアイツへの復讐である。
生きていようがいまいが構わない。
私には私の意志があるから、自分の意志に素直に生きていこうと思ってる。
私はアイツみたいになりたくないから勉強してる。
アイツのそっくりな娘だとは思われたくない。
そんな人生は面白くないって分かった。
小説を書くことはアイツのためだと思ってない。
苦しむ人のそばに寄り添えるキャラクターを作って、一日でも長く希望の光を読者たちには見てほしい。