さくやっぴの日記

明日を大人しく待つ人

継承の難しさ

この前、被爆体験講話を聴きました。

 

小学生の時は、何もわからず「そんなことがあったんじゃ」程度で聞いていました。この年になって聞くと涙が止まらなくなったわけであります。

 

色んな人との出会いや別れを通したからか、自分事として戦争について考えている時間が大切だということに気が付きました。

 

その語り部の方はできるなら話したくないということでした。

あんなに辛かった記憶を、忘れようとしていて、忘れかけていたことを、掘り返したくないと。

 

あの時代に生きていなかった私は、本当の苦しさを知らないけど

どの時代になっても「気持ち」と言うのは変わらないもの。

 

何が言いたいって、どの時代に生きていても大切な人を亡くしたときの気持ちはみんな一緒。恋する気持ちも一緒。友達を大事と思う気持ちも一緒。

 

今、私たちがこうやって素直に生きることが出来るのは本当に素敵なことだと痛感しました。

 

私の曽祖父は戦争体験を語らずして亡くなりました。

余程辛い状況を目の当たりにしたんだと思います。

 

前までは、曾祖父の過去を知ろうと思って色々調べようとしたんだけど。

それって曾祖父は望んでいることなのかなって考えるようになって。

しばらく悩んでる感じ。

 

戦争体験は怖いから聞きたくないとか思っている人がいるかもしれないけど、私たち以上に怖い思いをした人たちがいて、私たちには「平和な世を過ごしてほしい」と願っている人たちがいるから。

 

私たちはできることだけでも少しずつやっていかないと。

 

でないと、また同じことが起こるから。

 

大切なことが忘れられたとき、無くなったときに

また時代は繰り返す、と思ってます。